cancel の意味とは?
cancel(キャンセル)は、SNSやネット上で「(有名人や企業などを)批判して排除しようとする」「支持をやめる」という意味で使われる英語スラングです。
本来の「予約をキャンセルする」という意味から転じて、問題発言や不適切な行動をした人物への集団的な批判や不買運動を指すようになりました。「cancel culture」(キャンセルカルチャー)という社会現象を生み出した重要な言葉でもあります。
cancel はどんな時に使う?
cancel は、主に著名人や企業が差別的発言、過去の問題行動、倫理的に問題のある言動をしたときに使われます。SNS上で「○○ is canceled」(○○はキャンセルされた)のように宣言され、フォロー解除、不買運動、公的な批判が広がることを指します。
単なる批判を超えて、その人物やブランドへの支持を完全に撤回し、社会的に排除しようとする動きを表現する言葉として定着しました。近年では賛否両論があり、言論の自由との兼ね合いでも議論されています。
cancel の元ネタ・由来
cancel のスラングとしての使用は、2010年代半ばのBlack Twitter(アフリカ系アメリカ人のTwitterコミュニティ)で広まったとされています。2014年頃から「この人との関係をキャンセルする」という意味で使われ始め、2017年のリアリティ番組「Love & Hip Hop: New York」でのやり取りがきっかけで注目されました。
その後、#MeToo運動や社会正義運動と結びつき、問題ある言動への集団的な批判行動を指す言葉として mainstream に浸透しました。2019年頃には「cancel culture」という言葉も定着し、社会現象として広く認識されるようになりました。
例文・使い方
cancel は悪い意味?ポジティブな意味?
cancel は基本的にネガティブな文脈で使われます。誰かの評判を傷つけ、社会的に排除しようとする行為を指すため、批判的・攻撃的なニュアンスが強い言葉です。ただし、使う人の立場によって評価は分かれ、正義の実現や accountability(説明責任)を求める手段として肯定的に捉える人もいれば、行き過ぎた魔女狩りや言論弾圧として否定的に見る人もいます。近年では「キャンセルカルチャー」自体が社会問題として議論されており、建設的な批判と破壊的な攻撃の境界線が問われています。
あわせて読みたい言葉
cancel と近い文脈で使われるスラングやミームを見ておくと、ニュアンスの違いがわかりやすくなります。
まとめ
cancel は、問題行動をした人物や企業への集団的な批判・排除を意味する現代的なスラングで、SNS時代の社会正義運動と密接に結びついた言葉です。
SNSで議論を見かけたときには、この言葉が持つ複雑な背景や賛否両論も思い出してみてください!

