Gen Alphaとは?「brainrot 世代」と呼ばれる Z 世代の次の世代について解説

Gen Alphaとは?「brainrot 世代」と呼ばれる Z 世代の次の世代について解説 ネット用語

Gen Alphaの意味とは?

Gen Alpha(ジェン・アルファ)とは、2010年〜2024年に生まれた世代を指す言葉です。日本語では「α世代」とも呼ばれ、Z世代(Gen Z)の次の世代として定義されています。

21世紀に完全に生まれた最初の世代であり、スマートフォン・タブレット・SNS・AIが生まれた時から当たり前に存在する環境で育っています。
Britannica によると、世界で毎週約280万人が生まれており、2025年時点で約20億人に達する史上最大規模の世代です。

ネット文化の文脈では「iPad キッズ」「brainrot 世代」とも呼ばれており、「skibidi」「rizz」「gyatt」「sigma」「Ohio」など、上の世代にはほとんど意味のわからないスラングを使う世代として注目されています。
親世代にとっては「子どもが何を言っているのか全くわからない」という悩みの代名詞的な世代でもあります。

Gen Alphaはどんな時に使う?

世代論・マーケティング・教育の文脈で

「Gen Alpha は画面を通して世界を見ている」「Gen Alpha 向けのコンテンツはどう作るべきか」のように、マーケター・教育者・研究者が新しい世代の特性を論じる際に使われます。
Z世代(1995〜2009年生まれ)との違いを比較する文脈でもよく登場します。

SNS で子どもたちのスラングに困惑した時

「My nephew is Gen Alpha and I can barely understand the slang he uses(甥っ子は Gen Alpha 世代で、彼が使うスラングがほとんど理解できない)」のように、ミレニアル世代・Z世代の親・年長者が子どもたちの言葉・ミーム・価値観に困惑する文脈でよく使われます。
TikTok や YouTube で Gen Alpha スラングを解説するコンテンツが大量に生まれているのも、この需要からです。

「brainrot」文化・ミームを語る時

skibidi・Ohio・sigma などの Gen Alpha 発祥のミームやスラングは「brainrot(脳が腐る=意味不明なネット中毒コンテンツ)」と呼ばれており、「These Gen Alpha kids are speaking pure brainrot(Gen Alpha の子どもたち、完全に brainrot 語を話してる)」のように使われます。この文脈では Gen Alpha という言葉自体がカルチャー現象を指すラベルとして機能します。

Gen Alphaの元ネタ・由来

Mark McCrindle による命名(2008年)

Gen Alpha という名称は、オーストラリアの社会調査機関 McCrindle Research の創業者 Mark McCrindle が命名したものです。
2008年の調査レポートで「Z の次の世代を何と呼ぶべきか」というアンケートを実施した際、ギリシャ文字を採用する案に着目し「Generation Alpha」と名付けました。
McCrindle はこの命名について「ラテン文字の X・Y・Z と来た後、A に戻るのは過去への回帰になる。21世紀に完全に生まれた最初の世代には、新しい始まりを表すアルファ(α)がふさわしい」と述べています。
2005年のハリケーンシーズンでアルファベットの嵐の名前が尽き、初めてギリシャ文字(アルファ〜ゼータ)が使われた出来事にも着想を得たと語っています。

2010年という誕生年の意味

McCrindle Research によると、Gen Alpha が生まれ始めた2010年は iPad の発売・Instagram の創設・「App(アプリ)」が今年の言葉に選ばれた年です。
Gen Alpha は文字通り「スマートフォンと SNS の元年」に生まれ始めており、タブレットや SNS を「いつからかあったもの」ではなく「最初からあるもの」として育った最初の世代です。
前世代の Z 世代が「SNS の黎明期を経験した世代」なのに対し、Gen Alpha は「SNS が当たり前になった後から生まれた世代」という根本的な差があり、この違いがスラング・ミーム感覚・情報収集スタイルの違いに直結しています。

複数の別名と世代の境界線

Gen Alpha にはいくつかのニックネームがあります。
「iPad Kids(iPad キッズ)」は幼少期からタブレット画面に親しんできたことを指し、「Generation Glass(ガラス世代)」はスクリーンに囲まれた生活を表します。
コロナ禍で幼少期を過ごしたことを強調する意味で「Generation C(コロナ世代)」「Coronials(コロナリアルズ)」と呼ぶ研究者もいます。
Z 世代との境界線付近に生まれた人々は「Zalphas(ザルファ)」と呼ばれることもあります。
心理学者の Jean Twenge は Gen Alpha を2013年〜2029年生まれと定義しており、研究者によって開始年の定義に揺れがある点も特徴です。
2025年以降に生まれる世代は「Generation Beta(Gen Beta)」と呼ばれることが決まっています。

Gen Alpha スラングの爆発的な台頭(2022年〜)

Gen Alpha のスラングは TikTok・YouTube・Roblox・ゲーム文化から生まれるものが多く、変化のスピードが異常に速いのが特徴です。
McCrindle が「初めてグローバルに形成された世代」と呼ぶように、スラングも特定の国や地域ではなく世界中で同時多発的に広まります。
2022〜2023年頃から skibidi(YouTube シリーズ「Skibidi Toilet」由来の多義語)・sigma(孤高のカッコいい男のアーキタイプ)・Ohio(不思議・奇妙なことを表すネタ)・rizz(カリスマ・口説き力)・gyatt(大きなお尻への感嘆・興奮表現)・brainrot(意味不明なネット文化に侵食された状態)などが世界的に広まりました。
これらを組み合わせた「Skibidi Ohio rizz sigma」のような意味不明な連鎖表現が大量生産されており、上の世代には完全に解読不能な独自の言語体系として機能しています。

例文・使い方

Gen Alpha kids are growing up with tablets and smartphones from day one.
→ Gen Alphaの子どもたちは、生まれた時からタブレットやスマホに囲まれて育っている
My nephew is Gen Alpha, and I can barely understand the slang he uses.
→ 甥っ子はGen Alpha世代で、彼が使うスラングがほとんど理解できない
These Gen Alpha kids are literally speaking brainrot.
→ この Gen Alpha の子たち、完全に brainrot 語を話している

Gen Alphaは悪い意味?ポジティブな意味?

Gen Alpha は基本的に中立的な世代区分の言葉であり、それ自体にポジティブ・ネガティブのニュアンスはありません。

ポジティブな文脈では「テクノロジーに最も精通した革新的な世代」「AI ネイティブ世代の台頭」のように未来への期待を込めた言及があります。
一方でネガティブ・批判的な文脈では「iPad ばかり見て育ったから集中力がない」「brainrot スラングしか話せない」のように、デジタル依存や言語・価値観の変化への懸念を含む形で使われます。

SNS では「Gen Alpha の子どもたちが何を言っているのかわからない」という困惑をネタにしたコンテンツが大量に生まれており、世代間ギャップをユーモアとして消費するカルチャーが定着しています。
どちらかというと好奇心と関心をもって語られる言葉で、特定の層を攻撃する意図で使われる場面は少ないです。

あわせて読みたい言葉

Gen Alphaと近い文脈で使われるスラングや世代用語を見ておくと、ニュアンスの違いがわかりやすくなります。

まとめ

Gen Alpha2010〜2024年生まれの世代を指す言葉で、McCrindle Research の Mark McCrindle が2008年の調査レポートで命名しました。
iPad 発売・Instagram 誕生という2010年に生まれ始めた史上初の21世紀生まれの世代であり、世界で約20億人規模の史上最大の世代です。

スマートフォン・SNS・AI が生まれた時から存在する環境で育ち、skibidi・sigma・Ohio・brainrot といった独自のスラングミーム文化を持っており、上の世代から「話が全く通じない」と困惑されつつも、未来を担う世代として研究・マーケティングの双方で注目が集まっています。

世代間の文化の違いを知ると、SNSやネットミームがより楽しく理解できるようになりますね!

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