FWB の意味とは?
FWB は 「Friends with Benefits(フレンズ・ウィズ・ベネフィッツ)」 の頭文字を取った略語で、「友人関係でありながら肉体関係も持つ、恋愛コミットメントのない関係」を指す恋愛スラングです。
日本語では「セフレ」や「体の関係がある友人」に相当します。
恋人でも純粋な友人でもない、その中間にある関係性を指す言葉で、「exclusive(排他的な恋人関係)ではないが、友情をベースにした継続的な性的関係」というニュアンスを持ちます。
1990年代に英語圏で生まれ、2000年代にインターネット・SNS の普及とともに略語として定着しました。
FWB はどんな時に使う?
自分の関係ステータスを説明する時
「Are you two dating?(付き合ってるの?)」と聞かれた時に「No, we’re just FWB(いや、ただの FWB だよ)」と答えるような場面でよく使われます。
「恋人ではない」「でも友人以上の関係ではある」という複雑な状況を一言で説明できる便利な略語として機能します。
マッチングアプリのプロフィールで意図を明示する時
Tinder・Bumble・Grindr などのマッチングアプリのプロフィールに「Looking for FWB(FWB 募集中)」「FWB only(FWB のみ)」と書いて、コミットメントを求めない関係を探していることを明示する使い方が一般的です。
「No FWB(FWB は不要)」という否定形でも使われ、逆に真剣な交際を求めていることを示します。
恋愛相談・友人との会話で関係を語る時
「Our FWB situation got complicated when one of us caught feelings(どちらかが本気になってしまって、FWB の関係が複雑になった)」のように、FWB 関係の進展や問題を友人に相談する文脈でもよく使われます。
「FWB から本気の恋愛関係に発展した」「FWB だったのに片方が本気になってしまった」という話はアメリカのドラマ・映画の定番プロットで、日常会話でも同様の文脈で登場します。
FWB の元ネタ・由来
Alanis Morissette の楽曲による「friends with benefits」の普及(1995年)
「friends with benefits」という表現の普及に最も貢献したのは、Alanis Morissette の1995年のアルバム「Jagged Little Pill」収録曲「Head Over Feet」です。
この曲の歌詞に「You’re my best friend / Best friend with benefits(君は私の一番の友達、特別な関係を持つ友達)」という一節があります。
ただし Morissette はこの曲で実際には深い恋愛関係を歌っており、現在の FWB の意味とは少し異なりますが、「友人関係+性的な関係」という概念を「friends with benefits」という表現と結びつける先駆けになりました。
Phrase Finder によると1990年代末には Usenet のニュースグループ(初期のソーシャルメディア的な掲示板)でも使われ始め、1999年にはオレゴン大学の学生グループがこの表現を演劇のタイトルに使うほど定着していました。
Craigslist・Urban Dictionary での FWB 略語の定着(2000年代初頭)
2000年代に入るとインターネット掲示板・Craigslist(アメリカの掲示板サービス)・チャットでの略語文化とともに「FWB」という短縮形が広まりました。
Urban Dictionary に FWB の最初の登録が入ったのは2003年で、「friends with benefits」の登録からわずか数か月後でした。
2007年4月には Twitter にも登場しており、SNS の普及とともに急速に一般化しています。
映画「Friends with Benefits」公開による一般認知の爆発的拡大(2011年)
FWB という概念が一般層に広く知られるようになったのは2011年の同名映画「Friends with Benefits(邦題:ステイ・フレンズ)」の公開が大きなきっかけです。
Justin Timberlake と Mila Kunis が主演し、「感情なしの体の関係」を保つつもりが本気の恋愛になってしまう二人を描いたこの映画は世界的にヒットし、FWB という言葉を幅広い世代に広めました。
同年には Natalie Portman と Ashton Kutcher 主演の「No Strings Attached(邦題:あなたへの距離3000マイル)」も同様のテーマで公開されており、同一年に2本の FWB テーマ映画が公開されたことがこの関係スタイルへの社会的な注目を集めました。
例文・使い方
FWB は悪い意味?ポジティブな意味?
FWB は基本的に中立的な表現で、使う人の価値観・文脈によって受け取り方が変わります。
ポジティブな側面としては、コミットメントなしに友情と親密さの両方を持てる、自由で正直な関係スタイルとして捉えられます。
お互いが合意の上で成立する関係であり、「恋愛関係に縛られたくないが一人は嫌だ」という時期に機能する選択肢として支持されることもあります。
ネガティブな側面としては、片方が本気になってしまう「感情の非対称」問題が最もよく語られます。明確なコミットメントがないため、一方が依存したり傷ついたりするリスクが伴います。また「都合よく扱われている」という状況になる場合は批判的なニュアンスを帯びます。
FWB 関係の多くが最終的に友情に戻るか、完全に別れるかのどちらかになるとも言われており、成功した継続的な友情を保つのは難しいとされています。
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まとめ
FWB は「Friends with Benefits(友人関係でありながら性的な関係も持つ、コミットメントのない関係)」の略語で、2011年の同名映画「Friends with Benefits」の世界的ヒットで一般認知が爆発的に広まり、現在はマッチングアプリ・SNS・恋愛相談の場で広く使われる現代恋愛スラングの定番語です。
恋愛トークでこの言葉を見かけたら、現代の複雑な人間関係を理解する手がかりになりますよ!

