mood とは?「今これ・共感」SNSスラングの意味・使い方を解説

mood とは?「今これ・共感」SNSスラングの意味・使い方を解説 英語ミーム

mood の意味とは?

mood(ムード)は本来「気分・雰囲気」を意味する英語ですが、SNS スラングとしては「わかる」「めっちゃ共感」「今まさにこれ」という意味で使われます。

誰かの投稿・画像・ミームを見て「それ、まさに今の自分の気持ちだ!」と強く共感する時に、コメント欄や返信に短く「mood」とだけ書く使い方が定番です。

日本語の「それな」「わかりみが深い」「今これ」に近いニュアンスで、長い説明なしに一言で共感を示せる便利な表現として定着しています。

「big mood」は「超わかる・激しく共感・まさにこれ」というさらに強い共感の表現で、「a whole mood」「huge mood」も同様の強調形として使われます。

mood はどんな時に使う?

SNS コメントで共感を示す時

Twitter(X)・Instagram・TikTok のコメント欄やリプライで、誰かの投稿に対して「mood」「big mood」とだけ返すのが最もシンプルな使い方です。
特に疲れている様子・怠けたい気持ち・食欲・月曜日のダルさなど、日常の「あるある」な感情を表した投稿に対して使われます。
「That picture of a cat sleeping in a pizza box is such a mood(ピザの箱で寝てる猫の写真、めっちゃわかる)」のように、画像・ミームそのものを「mood」と呼ぶ使い方も定番です。

「big mood」として強い共感を表す時

big mood」は通常の「mood」より強い共感・共鳴を表す強調形です。
「Wanting to be productive but ending up scrolling through social media for 3 hours. Big mood(生産的になりたいのに結局3時間 SNS をスクロールしてしまう。超わかる)」のように、大げさで笑えるくらいに共感できる状況に対して使われます。

「big mood」「a whole mood」「huge mood」は共感の強度の違いで、「whole mood(この状況まるごと全部わかる)」が最も強い表現とされています。

自分の今の状態を表現する時

「Me today: avoiding all responsibilities. Big mood(今日の私:全ての責任を回避中。まさにこれ)」のように、自分の状態や気分を一言で表すキャプションとしても使います。
ミーム・GIF・反応画像に添えて自分の状況を表現する「リアクション画像文化」の中で発達した使い方です。

mood の元ネタ・由来

Black Twitter による「mood」スラングの誕生(2015年頃)

スラングとしての「mood」は2015年頃に Black Twitter(Twitter 上のアフリカ系アメリカ人ユーザーのコミュニティ)で生まれました。
TFW(that feel when・その気持ち、わかる)」という当時の主流のリアクション画像フォーマットに代わる、よりシンプルな代替表現として「mood」が使われ始めました。

画像・ミーム・GIF をポストする際に「mood」とだけキャプションをつけることで「これが今の自分の気分・状況だ」と表現するスタイルです。

「big mood」の誕生と Tumblr・Twitter への広まり(2016〜2018年)

big mood」は2015〜2016年頃から Twitter で使われ始め、最古の注目ツイートは2016年1月7日のものが Know Your Meme に記録されています。

Urban Dictionary には2017年2月4日に「relatable(共感できる)・said in response to something that you agree with(同意するものへの返答として使う)」という定義が登録されました。

2017年12月〜2018年初頭に爆発的に広まり、同時期に Carrie Fisher がワインのボトルを持ってゴミ箱に入った写真を「big mood」とタグ付けした Tumblr の投稿が13万6,000以上のノートを集め話題になりました。
Markiplier が2017年11月に「big mood ってどういう意味?」とツイートしたことも認知拡大のきっかけになっています。

Drake・Future の楽曲と辞書への収録

2019年には Drake と Future が「Big Mood」という楽曲をリリースし、ポップカルチャーでの認知がさらに広まりました。
Dictionary.com は2019年の「Word of the Year」に mood を選び、この言葉が時代を象徴するスラングとして公式に認められています。

例文・使い方

Me: I’m too tired to go out but too bored to stay home. — Friend: Mood.
→ 私:外出するには疲れすぎてるけど、家にいるには退屈すぎる。— 友達:わかる
When you finally get to Friday afternoon. A whole mood.
→ やっと金曜の午後になった時の気分。めちゃくちゃわかる
Person A: I just want to lie in bed and do nothing all day. Person B: Big mood, honestly.
→ A:一日中ベッドで何もせずにいたい。 B:超わかる、マジで

mood は悪い意味?ポジティブな意味?

mood は中立的な表現で、ポジティブにもネガティブにも使えます。

疲れている・怠けたい・食べたいなどのちょっとネガティブな感情に共感する文脈で使われることが多い一方、嬉しい出来事・楽しい瞬間に対しても「mood」と言います。

重要なのは「共感」という点で、相手の感情・状況・行動に「自分も同じだ」と感じた時に使う言葉です。
批判や否定ではなく、親しみを込めた「わかるよ」というサインとして機能します。
全体的にはユーモラス・カジュアルな文脈で使われることが多く、友好的なコミュニケーションの道具として使われます。

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まとめ

mood はスラングとして2015年頃に Black Twitter で「共感・わかる」を示す言葉として生まれ、「big mood」は2016年1月に最古の注目ツイートが記録され2017年12月〜2018年初頭に爆発的に広まりました。

Dictionary.com は2019年の「Word of the Year」に mood を選んでいます。
短い一言で相手の気分・状況への深い共感を示せる便利さから、Twitter・Tumblr・Instagram・TikTok の全プラットフォームで使われる定番の共感スラングとして定着しており、AAVE・Black Twitter 文化が現代のネットスラングに与えた大きな影響の代表例のひとつです。

SNSで共感できる投稿を見かけたら、ぜひ「mood」や「big mood」とコメントしてみてください!

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