talking stage とは?「恋人未満」を表す恋愛スラングの使い方を解説

talking stage とは?「恋人未満」を表す恋愛スラングの使い方を解説 恋愛スラング

talking stage の意味とは?

talking stage(トーキング・ステージ)は、「付き合う前の段階」を指す現代の恋愛スラングです。お互いに興味を持ち、毎日テキストを送り合ったり時々会ったりしている状態で、まだ正式な恋人関係ではない期間を指します。

日本語の「いい感じの関係」「付き合う一歩手前」「まだ何でもない」に相当する表現で、ラベルも排他性もない曖昧な期間を指す言葉です。
相手のことを知るための試験期間として機能しており、数週間から数か月続くこともあります。

前の世代のデート文化では「デートしているかしていないか」という明確な区切りがありましたが、Tinder などのマッチングアプリの普及・テキストコミュニケーションの一般化によって関係の境界線が曖昧になった結果、この段階に名前をつける必要が生まれた比較的新しいスラングです。

talking stage はどんな時に使う?

友人に恋愛の進展状況を報告する時

「We’ve been in the talking stage for like two months now(もう2か月くらい talking stage が続いてる)」
「Are you guys dating or still in the talking stage?(あなたたち付き合ってるの?それともまだ talking stage?)」
のように、第三者に現在の関係状況を説明する際に使われます。
「付き合っていない」とも「ただの友達」とも違う状態を一言で表せる便利な言葉として、友人との会話・SNS での恋愛報告でよく登場します。

関係の曖昧さへのフラストレーションを表す時

「I hate the talking stage, it’s so confusing(talking stage って嫌い、すごく曖昧でわかりにくい)」
「We’ve been talking forever but it’s still nothing official(ずっと talking してるのに全然正式な関係にならない)」
のように、なかなか進展しない関係への不満を表す文脈でも使われます。
stuck in the talking stage(talking stage で足踏みしている)」という表現はこの文脈の典型例です。

talking stage から次のステップへ移行する際

talking stage の後に続くのが DTR(Define The Relationship・関係性をはっきりさせる会話)です。
「I think we need to move past the talking stage(そろそろ talking stage を卒業しなきゃ)」
「He’s been in the talking stage with three girls at once(彼、3人と同時に talking stage やってた)」
のように、関係の進展・停滞・複数並行という問題を語る文脈でも使われます。

talking stage の元ネタ・由来

「talking(話している)」という AAVE 表現の恋愛文脈での使用

「talking stage」の土台になった「we’re talking(私たちは talking 中)」という表現は、もともと AAVE(アフリカ系アメリカ人英語)の文脈で恋愛的な関心を持つ相手と会話・交流している状態を表す言葉として使われていたとされています。
「talk」が単なる「会話」を超えて「親密な関係を築いている」というニュアンスを持つ用法が先行して存在しており、これが「talking stage」という形に発展したと考えられています。

マッチングアプリ時代の到来と「曖昧な段階」の一般化(2012年〜)

talking stage というスラングが必要になった最大の背景は、2012年の Tinder 登場・その後の Bumble・Hinge などマッチングアプリの急速な普及です。
アプリを通じて複数の相手と同時にメッセージをやり取りすることが当たり前になり、「付き合っている」「付き合っていない」の2択では説明できない曖昧な期間が長期化するようになりました。
前の世代が「going steady(付き合い始める)」という明確な区切りを持っていたのに対し、マッチングアプリ時代は「マッチ→テキスト→会う→テキスト→また会う」という流れの中でどこが「付き合い始め」なのかが曖昧になっていきました。

SNS・TikTok での定着と「恋愛段階を細分化する文化」(2010年代後半〜)

talking stage というスラングが広く定着したのは2010年代後半以降のことで、特に TikTok・Twitter の恋愛コンテンツ文化と深く結びついています。
私たちは talking stage だけど彼が DTR してくれない」「talking stage が長すぎて situationship になった」のような恋愛の段階を細かく言語化するコンテンツが TikTok・Twitter で大量に生まれました。

Gen Z は関係の各段階に名前をつけて管理する傾向が強く、talking stage・situationship・exclusive・DTR・soft launch・ghosting のような「恋愛ステップの語彙体系」を作り上げています。
これらの言葉は感情に距離を置きながら状況を語るための「感情的な防具」としても機能しており、傷つくリスクを下げながら関係を進める現代恋愛の特徴を反映しています。

例文・使い方

We’ve been in the talking stage for like two months now.
→ もう2か月くらい talking stage が続いてるんだよね
Are you guys dating or still in the talking stage?
→ あなたたち付き合ってるの?それともまだ talking stage?
We’ve been talking forever but it’s still nothing official.
→ ずっと talking してるのに全然正式な関係にならない

talking stage は悪い意味?ポジティブな意味?

talking stage 自体は中立的な表現ですが、文脈によってポジティブにもネガティブにも捉えられます。

ポジティブな側面としては、相手のことをじっくり知る「ドキドキのワクワク期間」として捉えられます。
まだラベルがないため気楽でいられる・傷つくリスクが低いという「感情的な安全地帯」として機能する側面もあります。

ネガティブな側面としては、関係が曖昧なまま進展しない・いつまでも talking stage が終わらない・相手が複数の人と同時に talking stage をしていたという事態が問題になります。
stuck in the talking stage(talking stage で足踏みしている)」という表現はこうした不満を典型的に表します。
現代の恋愛においてコミットメントを避けるための言い訳として talking stage が長期化するケースも多く、批判的に語られることもあります。

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まとめ

talking stage は「付き合う前の、ラベルも排他性もないメッセージ・デート期間」を指す現代の恋愛スラングで、2012年の Tinder 登場によるマッチングアプリ文化の一般化と、2010年代後半の TikTok・Twitter での恋愛段階を細言語化する文化の定着によって広まりました。

ワクワクする出会いの初期段階としてポジティブに捉えられる一方、なかなか進展しない曖昧さへのフラストレーションを表す言葉としても使われる二面性があります。
situationship・DTR・ghosting・exclusive などとセットで「現代恋愛の語彙体系」を形成している言葉で、海外の恋愛コンテンツを理解する上で欠かせない表現です。

恋愛トークでこの表現を見かけたら、相手がどんな気持ちでいるのか想像してみてくださいね!

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