smurf の意味とは?
smurf(スマーフ)は、「オンラインゲームで上級者がサブアカウントを使って低ランク帯でプレイする行為・そのサブアカウント」を指すゲームスラングです。
「smurfing(スマーフィング)」とも呼ばれ、動詞として「He’s smurfing(彼はスマーフしてる)」のようにも使います。
自分の実力を隠して初心者・低ランク帯のマッチに潜り込み、格下の相手を一方的に圧倒する行為で、日本語の「初心者狩り」に近いニュアンスも含みます。
フォートナイト・Dota 2 などではルール違反としてバンの対象になる一方、League of Legends は以前「新しい戦略を試す手段」として容認する姿勢を示したこともあり、ゲームコミュニティ内での評価は現在も割れています。
smurf はどんな時に使う?
不審なプレイヤーを疑う時
「That guy is definitely smurfing, no way a Bronze player has that aim(あいつ絶対スマーフだろ、ブロンズプレイヤーがあんなエイムできるわけない)」のように、明らかに実力が釣り合わない相手を見かけた時に使います。
反応速度・立ち回り・スコアが低ランク帯にしては異常に高い場合に「スマーフでは?」という指摘として使われます。
スマーフの被害を嘆く時
「I got destroyed by a smurf in ranked today. So frustrating!(今日ランクマでスマーフにボコボコにされた。めっちゃイライラする)」のように、一方的に負かされた時の愚痴として使われます。
スマーフにやられた試合は自分のランクポイントが大きく削られるため、特に不満を呼びやすいです。
プロ・配信者のサブアカウントを指す時
「He admitted he’s on a smurf account to practice new champions(彼は新しいチャンピオンを練習するためにスマーフアカウントを使っていると認めた)」のように、配信者・プロプレイヤーが別キャラ・別ロールの練習・低ランク配信のためにサブアカウントを使う際にも使われます。
この場合は批判的なニュアンスより「別アカでプレイしている」という説明的な意味で使われることが多いです。
smurf の元ネタ・由来
Warcraft II と Shlonglor・Warp による誕生(1996年)
smurf という言葉の起源は1996年の Warcraft II(Warcraft II: Tides of Darkness)にあります。当時の有名プレイヤー Geoff「Shlonglor」Frazier と Greg「Warp」Boyko は、Kali というプログラムを使ったオンラインマルチプレイ(当時はロビーで対戦相手を探す方式)で圧倒的な強さを誇っていました。
二人の名前が知れ渡りすぎた結果、ロビーで彼らのユーザー名を見ると他のプレイヤーが対戦を拒否して逃げるようになってしまいました。
対戦相手が見つからなくなった二人は、別のアカウント名でプレイすることを思いつきます。
このとき選んだ名前が「PapaSmurf(パパスマーフ)」と「Smurfette(スマーフェット)」、当時人気のアニメ「スマーフ」のキャラクターから取った名前です。

この出来事から「上級者が偽名・別アカウントで低ランク帯に紛れ込む行為」を「smurfing」と呼ぶようになりました。
Warp による当時の試合レポート(1996年8月付け)には「Shlonglor が PapaSmurf として、自分が Smurfette としてプレイした」という記述が残っています。
Warcraft Glossary への掲載と Halo 2 での広まり(1999〜2004年)
1990年代末には smurfing という概念がゲーマーの間で広く知られるようになり、Warcraft の用語集には「Warp と Shlonglor が名付けた。有名・上手なプレイヤーが偽名を使って身元を隠し、他のプレイヤーを倒そうとする行為。勝てば『スマーフ』と呼ばれる」という定義が掲載されました。
2004年には Halo 2 がオンランクマッチングを革新し、同年 Urban Dictionary にゲーム用語としての smurf の定義が初めて登録されています。
League of Legends・Overwatch 時代での定着と問題化(2010年代〜)
2010年代に League of Legends・Overwatch・CS:GO・Valorant などの競技ゲームが普及するにつれ、スマーフ問題はゲームコミュニティの大きな論点になりました。
Twitch ストリーマーの Turner「Tfue」Tenney・Félix「xQc」Lengyel などが配信エンターテインメントとして low ランク帯でスマーフプレイを行ったことで、視聴者への認知がさらに広まりました。
現在では Fortnite がスマーフのバンを明確に打ち出している一方、ゲームによって対応が異なります。
例文・使い方
smurf は悪い意味?ポジティブな意味?
smurf は基本的にネガティブまたは批判的なニュアンスで使われます。
初心者・低ランク帯プレイヤーのゲーム体験を一方的に壊す行為として批判されることが多く、特に試合に負けた・ランクポイントを失った場面では強い不満を込めて使われます。
一方で中立的・説明的な使い方もあり、プロプレイヤーや配信者が「サブアカウントでプレイする」という事実を伝える際には必ずしも批判的な意味を含みません。
また「スマーフ配信」を楽しむ視聴者文化も存在しており、完全にネガティブとは言い切れません。
ゲームコミュニティ内でも意見が分かれており、「フェアプレイの観点から論外」という意見と「新しい戦略を試す・友人と一緒にプレイするための合理的な手段」という意見の両方が存在します。
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まとめ
smurf は「オンラインゲームで上級者がサブアカウントを使って低ランク帯でプレイする行為・そのサブアカウント」を指すゲームスラングです。
1996年に Warcraft II のトッププレイヤー Geoff「Shlonglor」Frazier と Greg「Warp」Boyko が対戦相手を見つけるためにサブアカウント名「PapaSmurf」「Smurfette」を使ったことに由来します。
この逸話が広まり、1990年代末には Warcraft の用語集に掲載され、2004年の Halo 2 時代に Urban Dictionary 初掲載・2010年代の League of Legends・Overwatch 時代に競技ゲームの定番スラングとして定着しました。
現在は Fortnite のような明確バンのゲームから容認するゲームまで対応が分かれており、フェアプレイとゲーム体験の観点からゲームコミュニティで今も議論が続いている概念です
競技ゲームのコミュニティでよく使われる用語なので、配信やフォーラムで見かけたときはこの記事を思い出してみてくださいね!

