L take の意味とは?
L take(エル・テイク)は、「ひどい意見」「センスのない見解」「外れた感想」を指すスラングです。
ここでの「L」はネットスラングで「loss(負け)」を意味する略語で、「take(意見・見解)」と組み合わさった言葉です。直訳すると「負け判定の意見」のような感覚で、聞いた側が「その意見はダメだろ」と切り捨てる時に使われます。
「That’s an L take.」と単独で使うことも、「massive L take」「insane L take」のようにさらに強く否定する形も定番です。
長く反論するというより、まず評価だけを下す一言ラベルとして機能する言葉で、テンポよく相手の意見をジャッジするネット文化を体現した表現です。
L take はどんな時に使う?
映画・音楽・ゲームなどの感想・評価を否定する時
「Calling that movie boring is such an L take(あの映画を退屈って言うのは、かなり外してる意見だよ)」のように、映画のレビュー・ゲームの評価・音楽の感想など、エンタメに関する意見が自分の認識と大きくズレていると感じた時に使います。
Twitter・Reddit・YouTube コメント欄などで定番の使い方です。
スポーツ・スポーツ談義での反論として
スポーツの名場面・選手評価・チームの戦略などについての意見に対し「L take だ」と短く返す使い方もよく見られます。
スポーツ統計で W(勝利)・L(敗北)を使う文化が土台にあるため、スポーツの文脈では特に自然に響く表現です。
SNS 上の hot take・強い主張を否定する時
「Bro posted an L take and got roasted instantly(あいつ、ひどい意見を投稿して即ツッコまれてた)」のように、SNS で誰かが強い主張(hot take)をして袋叩きにされる場面を描写する時にも使われます。
L take 自体が批判の言葉として使われる一方で、「誰かが L take をして炎上した」という第三者視点で使うこともあります。
L take の元ネタ・由来
スポーツ統計の「W(勝利)・L(敗北)」という表記の起源
L take の「L」はスポーツの勝敗記録に由来します。
アメリカのスポーツ統計・順位表では昔から W(Wins:勝利数)・L(Losses:敗北数)という略語が使われており、テレビ中継・スポーツ紙でチームの直近の成績を W・L で表示する慣習が定着していました。
スポーツ記者・選手がインタビューで「取った L(負け)」「W を取る」という表現を使うことで、この記号が一般的なスラングとして広まっていきました。
AAVE・ヒップホップ文化での「take an L」の定着(2003〜2010年代)
Urban Dictionary に「L(Take the loss:負けを認める)」という定義が最初に登録されたのは2003年です。
この表現は2016〜2018年頃に SNS で急速に普及しており、NFL・NBA・ゲームの e スポーツシーンでアスリート・選手がポストゲームで「took the L(負けを認めた)」という表現を使ったことが一般への普及を後押ししました。
AAVE・ヒップホップ文化の中でもこの表現が使われており、「L を食う」という感覚が若者文化全体に浸透していきました。
Fortnite では「take the L」という勝利ポーズ(エモート)が実装されたことも認知拡大に貢献しています。
「W/L + take」の組み合わせによる L take の誕生(2010年代後半〜)
「W(勝ち)・L(負け)」という評価軸がSNSに定着した後、「take(意見・見解)」という言葉と組み合わさって「W take(良い意見)」「L take(ひどい意見)」という表現が生まれました。
hot take(賛否が分かれる強い主張)という言葉がすでにネット論評文化に定着していた土台の上に、W/L という勝敗評価の軸が組み合わさった言葉です。
Twitter・Reddit でのエンタメ・スポーツ・ゲームの感想戦・論争の文脈で広まり、現在では意見を手っ取り早くジャッジする「評価ラベル」として機能しています。
例文・使い方
L take は悪い意味?ポジティブな意味?
L take はネガティブな批判語で、ポジティブな文脈ではほぼ使われません。相手の意見を「ダメ・外れている」と切り捨てる言い方であり、丁寧な反論というよりも評価だけを先に下すというニュアンスが強いです。
理由を述べずに「L take」と一言で返すだけの使い方は、かなり雑で攻撃的に聞こえることもあります。友達同士の軽い煽りで済む場合もありますが、相手によっては失礼に受け取られやすい表現です。
議論の文脈では、「この意見は L take だ」と言うことで「その立場は負けている・正しくない」という宣言として機能するため、一方的な断定として受け取られやすい点も注意が必要です。
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まとめ
L take は「ひどい意見・センスのない見解」を指すスラングで、スポーツ統計の W(勝利)・L(敗北)という表記が2003年頃から Urban Dictionary に記録され、2016〜2018年頃に SNS で急速に普及した「take an L(負けを認める)」という表現と、ネット論評文化の「hot take」という言葉が組み合わさって生まれました。
映画・音楽・ゲーム・スポーツ・SNS 上の強い主張など、あらゆる意見に対して「その意見は外れている・負けだ」と短く評価するラベルとして機能する言葉です。
丁寧な反論というより手っ取り早い否定のリアクションとして使われるため、使う文脈と相手への配慮が必要です。

